フェブラリーS-考察②-
下記はコパノリッキーが出走した、2014年〜2017年フェブラリーSのラップタイムと前後半3Fタイム、優勝馬の走破タイムです。コパノリッキーは14、15年が1着で16年が7着、17年が14着です。

優勝した2年はテンの違いこそあれ、直線を迎えるまでの6Fのタイムと走破時計がほぼ同じ。
着目したいのが、その直線を迎えた6F目の走破タイム。優勝した2年より惨敗した2年の方が2秒も早い。
これでは、バテて当然といえます。
が、バテたのが本当の敗因なのでしょうか。
下記は2018年のフェブラリーSと2017年の武蔵野Sのものです。

インカンテーションは18年フェブラリーSで3着、17年武蔵野Sで1着と好走しています。17年武蔵野Sはコパノリッキーが優勝した14、15年のラップと似ていて6F通過が72.0秒、走破時計も近いです。
インカンテーションは15年のフェブラリーSで2着しているように、単純にコパノリッキーと同じようにスローで好走すると一見思えます。
ではインカンテーションが好走した18年のフェブラリーSはどうか。
6F通過タイムが70.9秒と、コパノリッキーが惨敗した16年、17年と同じで早いペースになっています。
ちなみに17年はインカンテーションも出走していて、13着と敗れています。
ではなぜ18年は好走できたのか。
18年と17年の大きな違いは、後半3Fの上がりタイム。平均で1.6秒も違う。なぜこんなに差がつくのか。
18年はパサパサの馬場で、17年は足抜きの良い馬場だったからだと推測します。
要するに、インカンテーションはパワーを要する馬場に強かったから、15年と18年では好走し、17年は惨敗したと言えるわけです。
コパノリッキーにしても、16年は7番手から進めていてハイペースに巻き込まれたから惨敗したとは考えにくいのです。
以上から、今年ゴールドドリーム、ノンコノユメ、モーニンが再度好走できるかは馬場状態次第だと思います。もちろん好枠や、馬場が向いていたとしても、それ以上に向いている馬が他にいないことも条件となります。
ゴールドドリームは去年、一昨年と違う馬場に対応できているのでどちらでも良さそうです。
ノンコノユメはパサパサの馬場、モーニンは足抜きの良い馬場が良さそうです。
ちなみに今年の馬場がどうかというと、今の印象では去年以上にパサパサだなーという印象ですが、JRAが散水したり凍結防止剤を撒いたりするかもしれないので、当日のヒヤシンスSで判断したいと思います。
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