マイルCS【回顧】-刻むラップで変わるレースの質-

2020年3月21日

12.5 – 11.2 – 11.6 – 11.9 – 11.6 – 11.5 – 11.0 – 11.7

前半の半マイル47.2は予想通りの流れだったが、後半の半マイルが予想通りにはならなかった。4F後半45.8という数字ではなく、ラップ間の数字。5Fから4Fは-0.3、4Fから3Fは-0.1、あとは順に-0.5、+0.7だ。ラップ間の秒差が小さい、つまり急加速を必要としないラップ構成なのだ。

この流れを作ったのがマイスタイル。

2015年

12.6 – 10.9 – 11.1 – 12.5 – 11.9 – 11.1 – 11.5 – 11.2

2009年

12.1 – 10.9 – 11.8 – 12.4 – 11.5 – 11.4 – 11.2 – 11.9

2015年、2009年は前半4Fがそれぞれ47.1、47.2と今年と近い。

違うのは後半で、2015年が5F→4Fで-0.6、4F→3Fで-0.8の急加速、2009年が5F→4Fで-0.9の急加速が発生している。

私が想定していたのは、このようなラップ間の秒差が激しい流れだった。

グァンチャーレがハナを取ることが前提だった。

マイスタイルが逃げたレースでの前半3F、最も速くて35.6。3番手以内に進めたレースに広げても、35.3。

グァンチャーレも同じく逃げたレースでの前半3Fの最速は35.6だが、安田記念では34.5の流れを2番手で進めているのだ。

マイスタイルが勝つ為にはハナを切って、淡々としたペースを作るしかない。思い切った騎乗をした田中勝春騎手。このレースにかける思いは相当強かったのだろう。

マイスタイルを貫いて見せ場を作った。